最初は、暗いキャンプ場での必需品の照明器具の中から、ランタンです。
今回紹介するのは、ドイツのフェアハンド社製の灯油ランタン。
ハリケーンランタンというタイプのもので、その名の通り雨や風にはびくともせず、
安定してキャンプサイトを灯してくれます。
ただし、ガスやホワイトガソリンやLEDのランタンに比べると暗いです。
これが、フラッシュOFFでの画像です。
ちょっと暗いですか?
やっぱり照明は明るくなくちゃ、と思われる方が多いと思います。
私もキャンプを始めた頃は、明るい照明を求めていろいろなランタンを使いました。
でも、ある時ふと気が付きました。人間の目の高性能さに。
人間の目は、しばらく暗いところにいると目が慣れてきて、
少しの灯りでかなりのものが見えてきます。
通常の生活は、このくらいの灯りで十分な気がします。
調理や細かい作業をする時は、今後紹介するヘッドランプなどを補助的に使えば大丈夫。
通常の生活は、このくらいの灯りで十分な気がします。
調理や細かい作業をする時は、今後紹介するヘッドランプなどを補助的に使えば大丈夫。
せっかく山の中のキャンプ場に行って、昼間のように明るい照明がなきゃいやだ、
というのはどうでしょう。暗さを楽しむというのはいかがですか。
日本でも、つい最近(20世紀初頭)までは灯油ランプが一般家庭の主照明だったと思います。
暗めの照明でキャンプしてて、近くのサイトで明るすぎる照明を灯されると、まぶしくて自分のサイトの物が見えなくなってしまいます。
また、せっかくの星空もかすんでしまいます。
さらに、明るい照明には虫や蛾がたくさん集まってきます。
おかげで、こちらにはあまり来ませんが。
さて、このランタンの最大の魅力は炎です。
他の会社製の灯油ランタンと比べても、圧倒的に美しい炎の形。
この炎を見ているだけで、癒されます。すみません、みなさんついてきてくださいね。
そのほか、利点としては燃料が灯油というところです。
値段が安く、スタンドでいつでも買えるので、この間のパニック買いで
店頭から消えたガスカートリッジやホワイトガソリンみたいなことにはなりません。
あまって越年してしまった灯油ストーブの灯油も使えます。
普段は、夜になると管理棟の前で灯してますので、
興味のある方は、一度ご覧ください。
比較のために、これよりも大型の中国製灯油ランタンも灯してます。
大きくても、炎の形が悪く、煤も多く出ます(使い方の問題もありますが)。
やっぱり、ドイツ製はすごい。すいません、もうちょっと付き合ってください。
ちなみに今回の画像を撮影したデジカメのレンズはカールツァイス製です。
あ、もう最後です。最後まで付き合ってくれてありがとうございます。
さて、次回は夜の移動時やサイトでの補助照明として使うヘッドランプです。
by タケチ