前日の天気予報からは曇りかなと思っていたのですが、
早朝の武智さんの「晴れてますよ」の一声で飛び起きて、
急いで天文台へ。
天文台では投影板を使用して、金環日食の様子を観察しました。
総勢約１０名ほどの方と一緒に素晴らしい時間を共有できました。
６時１５分くらいに太陽が欠け始め、
７時くらいには、天文台の外から
周囲の山々や乗鞍岳などが、晴れているのに、少し薄暗くなり、
外気もヒンヤリと寒くなり、とても不思議な感覚でした。
（写真は７時１５分に撮影したもの）
木漏れ日が三日月状に揺れているのも、実際に体感できました。
７時３０分過ぎ、参加者のみなさんと望遠鏡を囲んで、
刻一刻と金環になりつつある太陽を眺め、
いよいよというときに、噂のベイリービースの点の光が見えだしました。
そして、一瞬でしたが、ベイリービースの点で日食が繋がった！
部分日食ではなく、金環日食だったのではないかとう印象を持っていますが、
本当に一瞬でしたので、写真でとらえることはできませんでした。
私の写真では部分日食ですが、
タケチさんが撮った写真では、微妙なラインがお分かりいただけるかと思います。
http://takasome-kokuti.blogspot.jp/2012/05/521830.html
日常だけど、日常をはるかに超えた、不思議な時間でした。
太陽は月の４００倍の大きさって、意味は分かるけど、
それって実際どんなスケールなのか、想像しがたいものがあります。
その太陽と４００分の１の月が重なって見える金環日食、
目の前で重なり合ってるけど、やっぱりいろいろ考えると難しくなるので、
宇宙は純粋に「あ～素敵、」と眺めるのが、一番よさそうです。
ツカダ
